今回は、個人的によく質問をされる『低用量ピル』について、10年以上服用している私が、気になる副作用やメリット、デメリットについて語ります。
低用量ピルは
副作用が怖い
婦人科のハードルが高い
遊んでいると思われそう
などなど、ネガティブな印象をもつ人もいるかもしれません。
しかし、ピルは女性の生活を快適にしてくれるメリットの多い薬です。
ピルを飲んでみたいけど迷っている。
そんなあなたがきちんとした判断ができるよう、これまで私が経験してきたことを全てお話ししますので是非参考にしてくださいね。
低用量ピル(OC)の基礎知識
まずは、低用量ピルについて簡単な基礎知識をご紹介します。
ピルの基礎知識
①毎日同じ時間に飲みます
自分のライフサイクルに合わせて、忘れづらい時間を設定します。
私は、寝る直前の夜11時にスマホのアラームをセットして服用していました。
はじめて服用するときは、怠さや吐き気などの副作用を考慮して、お仕事前より後のほうが良いかもしれません。
②ピル服用中でも生理が来ます
休薬期間に、消退出血(生理みたいな出血)が起こります。量が少なく軽めです。
③料金は1シート(1月分)3,000円前後です
クリニックやピルの種類によって値段は変わりますが、大体2~4,000円くらいです。それ以外の料金としては、半年に一度、血液検査を行います。
④ピルを飲むことで不妊になることはありません
ピルを飲むことで妊娠の可能性に影響を与えることはありません。また、不妊につながる子宮内膜症の改善効果もあります。
低用量ピルの効果
続いては、ピルを飲むことで得られる効果をみてみましょう。
①避妊率99.8%以上です
毎日同じ時間に飲むことで、ほぼ確実に避妊できます。飲み忘れがあると、避妊率が落ちるので注意しましょう。
②生理不順を改善したり、ズラすことも可能です
休薬期間に生理が来るので、急な生理であせることがなくなります。旅行の予定などがあるときは、ズラすことも可能です。
③生理痛が軽くなります
出血量が減るので、生理痛が軽くなります。
私は生理2~3日目になると、おなかが痛くて冷や汗がでるほどの生理痛持ちでしたが、多い日でも多少の鈍痛程度に改善しました。
※個人差アリ
④PMSが改善します
生理前のイライラ期がなくなります。感情の起伏が激しくなってこじらせていた私ですが、それもなくなりました。
※個人差アリ
⑥大人にきびに効果あり
男性ホルモンが抑制されるため、大人ニキビが改善されます。
私は、生理1週間前くらいからおでこにニキビが出てくる体質でしたが、がほとんど出なくなりました。
※個人差アリ
⑤子宮内膜症の予防、改善
ピルに含まれる黄体ホルモンの影響で、子宮内膜をうすく保ちます。結果として子宮内膜症の改善、予防効果が期待できます。
⑦卵巣がん、子宮体がんの発症率の低下
長期の投薬により、ガンの発症予防に効果的だそうです。
低用量ピルの副作用
一般的に言われる副作用はこちらです。
服用初期に吐き気、頭痛、倦怠感、胸のハリ、不正出血が出やすいです
ピルを飲み始めた最初の頃に、吐き気や頭痛などを感じる人が多いです。
大体2シート目に切り替わるころにはなくなりますが、ひどい場合はお医者さんに相談して、違うピルを処方してもらいましょう。
副作用が心配な人は、ピルを飲む時間を夜にしておくと良いと思います。
血栓症のリスクがあります
女性ホルモンは血栓ができやすいので、喫煙者や高齢者、肥満(BMI25以上)の人にはおすすめできません。
また、チカチカする前兆のある片頭痛持ちの人も、脳血管障害が発生しやすくなるため服用はしない方がいいと言われています。
ほかの薬を飲んでいる人は要相談です
他の薬との併用することで、ピルの効果が薄れたり、悪影響を及ぼすことがあります。
ピルをもらいに行くときは、現在服用している薬をきちんと申告しましょう。
【体験談】低用量ピルの服用を始めたきっかけ

ここからは、私のピル体験談になります。
まず、なんでピルを飲もうと思ったのか?「きっかけ」をお話しします。
ぶっちゃけますが、私が低用量ピルを飲み始めたきっかけは、避妊に失敗したくなかったからです。
当時の彼はきちんとしてくれる人でしたが、それでもやっぱり生理が遅れると不安になるじゃないですか😭
そして、不安がつのると
「なんで女ばっかりこんな思いしなくちゃいけないの!」
とキレることにうんざりした。
これが、22歳の私がピルを選んだ理由です。
ピルを飲み始める動機として「避妊目的です」と言うことに抵抗がある人もいるかもしれません。
しかし、大事な大事な自分の体を『自衛』することは、何も恥ずかしいことじゃないですよ。
むしろ、望まない妊娠をするぐらいなら、恥ずかしくてもきちんと自衛するべきだと思う。
私がお世話になっていたクリニックの先生も
「あなたとパートナーが妊娠を望んでいる状態でない限り、ピルは服用した方がいい」
とおっしゃる先生だったので、とても相談しやすかったです。
彼女がピルを飲むと、彼氏が避妊しなくなる問題
ちなみにですが、ピルを飲んでいることを彼氏にカミングアウトすると
「避妊しなくていいんだー」
と無邪気によろこぶクズな男がいるので、安易に告白しない方がいいですよ。
彼が、あなたの体を本気で心配してくれる人だと思ったら、カミングアウトを検討しましょう。
その際は、3歳児に教える感じで「わかりやすく」教えてあげてください。
男性は、女性がビックリするくらいピルの知識がありません。
ピルを飲んでると告白したら
「俺のためにアリガトウ、無理しないでね」
とトンチンカンな感謝をしてくる男性もいるくらいなので、生易しい気持ちで教えてあげてくださいね。
どんな種類のピルを飲んでいたの?
続いて、私がこれまで試したピルの種類についてご紹介します。
これまで試したのは以下の3つです。
- アンジュ28錠
女性ホルモンの量が3段階に変わるタイプの低用量ピル - オーソM21錠
女性ホルモンの量が一定量の低用量ピル - Noriday28
卵胞ホルモンのエストロゲンを含まないミニピル
どうして、3種類も変えたのかと言うと、
①アンジュ28錠➡②オーソM21錠
アンジュ28錠の副作用がきつかった。(次項目で詳しく説明します)
②オーソM21錠➡③Noriday28
海外への引っ越しでオーソM21が手に入らなくなった。
という感じです。
引っ越しがなければ、オーソM21錠を服用し続けていたと思います。
※現在オーソM21は製造中止されています
副作用はあった?
上でも少し触れましたが、3種類のピルの中で副作用があったのは『アンジュ28錠』でした。
どんな副作用が出たのかと言うと『ひどい片頭痛』です。
薬を飲んだ直後に片頭痛に見舞われました
アンジュ28錠は、女性ホルモンの量が変わるタイプ(三相性)の低用量ピルです。
そして、私に副作用がでたのは、服用7日目に切り替わる白色でした。

服用から5分くらい経つと…
片方の目の奥をえぐられるような片頭痛。からの嘔吐。
朝には治るけれど、寝る前にピルを飲むと、また片頭痛に襲われる。
そんな感じだったんですね。
もともと片頭痛持ちだったことや、最初の6日間(茶色の期間)は副作用がなかったため、副作用だとは思わなかったのですが、
さすがに5日連続でくりかえしたので気付きました(遅い💦)。
片頭痛があまりにも酷かったので、クリニックの先生に相談したところ
- 服用は停止
- 次の生理が来るまで、ピルは飲まない
という指示をもらい、私の初ピル副作用体験は終了しました。
その後、オーソM21に変更してもらい飲み始めましたが、副作用はでませんでした。
頭痛持ちの人は、アンジュ28のように女性ホルモンの量が変わるタイプ(三相性)よりオーソM21のようなホルモンの量が変わらないタイプ(一相性)を選んだ方がいいかもしれませんね。
ちなみに、片頭痛持ちの中でも、チカチカする前兆がある人は脳血管障害のリスクが高まると言われています。
当てはまる人は、お医者さんにしっかり相談してくださいね。
私が感じた低用量ピルのメリット
これまで、10年という長期間にわたりピルを服用してきて、感じたメリットをご紹介します。
避妊の失敗による不安からの解放
きちんとピルを服用していれば避妊に失敗することがないので、心穏やかに過ごせます。
生理日が分かる&コントロールできるので、予定が立てやすい
生理がいつ来るか明確にわかるので、予定が立てやすいです。
旅行やイベントの都合で、生理日を調節したいときも、自在にコントロールできるから安心です。
頭痛持ちの人は、頭痛がくる日が分かってくるので、対策が立てやすくなります。
生理前のイライラがなくなる
生理前のイライラや、情緒不安定な状態がなくなって、いつでも夫婦円満です。
生理痛が軽くなる
経血の量が減るので、ツライ生理痛から卒業できます。
お腹、腰にくる酷い鈍痛(日本語的におかしいw)に悩まされる日々とはおさらばです。
私が感じた低用量ピルのデメリット
続いて、デメリットをご紹介します。
コストがかかる
ピルのコストは、1シート(ひと月分)約3,000円前後。
恩恵を考えると仕方ないかなと思うけれど、ちょっと高いですね。
飲み忘れ
毎日決まった時間に飲むので、ずぼらさんにはちょっと面倒かもです。
周りの理解が得づらいかも
周りの人がピルに偏見があると、
ピル飲んでる=ビッチ
というアホな解釈をされるリスクがあります。
友達に服用薬を申告する義務はないので、カミングアウトは必要ありません。
これから低用量ピルを考えている人に伝えたいこと
最後に、これから低用量ピルの服用を考えている人に伝えたいことを1つだけご紹介させてもらいます。
最初は必ず専門医に相談しましょう
大半の人は、婦人科やクリニックでお薬をもらうと思うのですが、「恥ずかしい」とか「面倒くさい」と言う理由で輸入品を購入される人もいます。
ここまでお話しした通り、ピルは安全性は高いものの、副作用も出やすく、血栓症というリスクも伴います。
とても便利で生活の質があがる薬ではありますが、それはお医者さんに処方してもうからこそ、安心して使えるのです。
私自身も、疑問や不安をお医者さんに相談することで安心して服用を続けてきたので、医療機関で処方してもらうことを強くお勧めします。
婦人科に行ってピルを処方してもらうことに抵抗がある人は、オンライン診察という手もあるので、積極的に使いましょう。
私の低用量ピル体験談まとめ

これまでの経験から、低用量ピルは生活の質を高めるために便利なお薬だと思っています。
特に、仕事や恋愛が面白くなる20代、30代の女性にはおすすめしたい。
だけど、リスクや副作用があるのも事実です。
どの薬を服用する時もそうですが、自分自身が正しい知識を持ち、そのうえでしっかり考えるのが大事なのかなと思います。
専門家のアドバイスが欲しい時は『スマルナ』などの便利なサービスも出てきました。
ピルのことや避妊のこと、人に相談しにくいことも相談できますので、上手に使って、安心を手に入れてくださいね。
「薬は飲んでも飲まれるな」です。
きちんと知識を持ち、あなたの不安を解消してくださいね。
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